近年、様々な症状や病気の原因として注目されているのが「血流」ということをご存知でしょうか?

私たちの身体を流れる血液は、生きていく上で欠かせない酸素や栄養を全身に送り届け、老廃物や疲労物質を回収するという働きを担っています。

ですが、それだけ重要な役割をになっている分、運動不足や生活習慣、食生活などが乱れて、徐々に血液の循環や新陳代謝が悪くなると、肌トラブルや頭がなんだかクラッとするような体調不良に繋がってしまうのです。

肩こり、冷え、肌トラブルなどの悩み実は血行不良が原因かもしれません。血行を促進させて気になる悩みを改善すべく、今回は血行不良から起きる不調からその改善方法までお伝えします。

血行不良が引き起こす身体への悪影響

血行不良は身体にさまざまな悪影響を及ぼします。ここでは血行不良が身体に与える影響を見ていきます。

1-1.「冷え性」

冷え性は手足の先、腰、腹部、背中などが冷えている感覚が常にある状態を指します。その一番の原因といわれるのが血行不良。血行が悪くなると、心臓から遠い手足から冷えが始まります。

血液は体温調節の役割を担っており、血行不良は特に身体の末端の冷えに繋がります。手足は心臓から離れており、血管も細いため、動脈も静脈も血流が滞りがちです。冷え性は、静脈のうっ血などの症状のほか、全身の冷えによるかぜ、頭痛、めまい、下腹部痛などの神経症状なども引き起こしやすくなります。

1-2.「肩こり」

猫背などの姿勢を長時間取り続けると、傾いた頭を支えるために首や肩の筋肉が収縮して硬くなり、付近の血管を圧迫することに。これが血行不良を招き、疲労物質などを流れにくくしてしまうのです。結果、疲労感や重だるさといった、いわゆる肩こりのサインが表れやすくなります。

血行不良は、疲労物質の停滞をもたらします。筋肉にかかる負担によって、発生する疲労物質がその部位に残ってしまい、炎症を起こしたり、筋肉を緊張状態にすることで、痛みが発生しやすくなります。特に頭の重さを支える首や肩、体の軸である腰、常に動かし続けている関節などで起こりやすいでしょう。

1-3.「肌トラブル」

肌のトラブルは血行不良から起こることが多いもの。酸素や栄養を運ぶ血液が肌にもきちんと行き渡らないと、新陳代謝が悪くなって顏のくすみやごわつき、吹き出物などを招くことに。

また、目の下のクマも血行不良が原因となっている場合があります。顔の中で皮膚が最も薄いといわれる目の周辺。血行不良で静脈血がうっ血するとその部分が透けて「くま」となって表れるのです。

1-4.「身体のむくみ」

血液は水分や栄養分を細胞へ運ぶと共に、二酸化炭素や不要物を回収する役目を持っています。血行不良が起こると不要になった水分が体内にたまり、むくみに繋がります。

下半身の血行不良は、足のむくみの原因にもなります。海外旅行などで長時間飛行機に乗って足を動かさないでいると、足がパンパンにむくんで靴が履けなくなってしまうことがありますが、これは血液の流れが悪くなって血液中の水分が周囲に滲みだし、組織の間などにたまるためです。

1-5.「睡眠障害」

眠りたいのになかなか寝つけないとき、手足が冷たくなっていませんか?人間は、身体が冷えていると、良質な睡眠を取ることが困難になりますよね。 血液循環の促進から冷えを解消し良質な睡眠を取るためには、2つのポイントが重要となります。

①血液が身体のすみずみまで熱・栄養・酸素を運ぶ

②血流を上げるためには、体温を上げる必要がある

この二つを軸に、身体のすみずみまで血液がめぐることによって、めざすゴールである深い、最高の眠りがとれるようになるのです。

<引用:「最高の睡眠は血液で決まる」大谷憲氏・片平健一郎氏/署>

さらに深い眠りをとることで細胞の再生が進み(体が生まれ変わり)、健康な身体になります。
当然、血管も修復・再生が進むので、血のめぐりがよくなります。血のめぐりがよいと、眠りも深くなり・・・「健康のサイクル」が生まれるのです。

1-6.「その他の悪影響」

血行不良による身体への影響は他にもたくさんあります。

  • 疲労がたまりやすい
  • 倦怠感を覚える
  • 便秘になりやすい
  • 食欲が出ない
  • 脳機能(記憶など)

このように、生活を送る上でさまざまな影響が出てくるのです。

あき星オリジナルの血流改善エクササイズ

あき星では、血流改善のための整体やトレーニングはもちろん、血流をテーマにしたレッスンやセミナーを開催しています。

血流の良し悪しは冷え性だけではなく、様々な病気や怪我と密接な関係があることは近年解明されてきています。

健康の秘訣は、“血流改善にあり”をテーマにオリジナルの血流改善エクササイズを行なっています。

①ゆるワーク:ほぐす(緊張を解く)

身体が緊張している状態でストレッチや運動を行なうと上手く伸びなかったり、運動できないことが多いです。

まずは、ストレッチがしやすい、運動しやすいように身体全身の緊張を解いていきます。

そこでオススメなのが“足指ほぐし”

足指はツボが多く存在し、経絡という観点で全身と繋がっています。

そのため、足指をほぐすことで全身の緊張がほぐれてくれるのです。

足の疲れを軽減させる!足指ほぐし

②モリヤストレッチ:伸ばす(ストレッチ)

緊張をほぐしたところで、次はストレッチを行なっていきます。

セミナー参加者の中では“モリヤストレッチ“という愛称で親しまれています。

ストレッチのポイントは、”伸ばす場所を意識する”ことです。

背骨を伸ばしたいのか、お尻の筋肉を伸ばしたいのか。

ストレッチの部位を意識することで効果が高まります。

気持ちよく背骨を動かす!背中反りストレッチ

股関節が柔らかくなる!前モモストレッチlevel1

③アキトレ:動かす(運動)

緊張をほぐして、ストレッチを行なったら、最後は動かしていきます。

この運動も“アキトレ”という愛称で親しまれています。

動かしやすくなった筋肉や関節を目一杯動かして本来の動きを取り戻していきます。

そうすることで身体が動きやすくなり、血流が改善され、冷え性などの症状が軽減していくのです。

背骨を滑らかに動かす!キャット&ドッグ

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

知ってはいるけど、意識するのはなかな難しい血流のこと。

あき星ではご相談に合わせ、血流改善や血行促進を行い、心身の不調改善のためのエクササイズをご提供しています。

この記事を読んで、自分の体調不良は血流の問題かも?と思われた方は動画のエクササイズをご自宅で実践いただきながら、あき星へご相談ください。

心身の健康を目指すパートナーとしてお手伝いさせていただきます。