子どもの靴選び、普段どのようにして選んでいますか?
靴屋さんにいくと様々な靴が並んでいます。
その中から子どもの足に合った靴を見つけるのは非常に大変なことだと思います。
すぐに大きくなるからと、実際のサイズより「大きい靴」を選んだり、
- デザイン
- 値段
- メーカー
- 子どものかっこいい、かわいい
という理由で選んでいませんか?
子どもの骨や筋肉は非常に柔らかく、今履いている靴が足の成長を大きく左右し、今後の成長に影響するため、慎重に選ぶ必要があります!
今回のコラムでは、”足育”という観点から、子どもの発達に合わせた、”幼児期の靴の選び方”と”重要性”についてお伝えしていきます。
足育とは
足育(あしいく)とは自分の足に合う靴を正しく履いて、足の機能を育ているという意味があります。
人が持つ足本来の機能を取り戻し、子どもたちの正しい足の育成を行っていきましょう!
押さえておきたい!正しい靴の選び方とは
足育の第一歩は「足に合った靴を履く」ことからです!
簡単なポイントを押さえるだけで、足に合った靴を選ぶことができますのでお伝えしたいと思います。
幼児期の靴選びポイント!
幼児期はその子の一生を作る時期、特に、靴選びはとっても大切です。
☑️足の実寸の0.5〜1㎝大きい靴を選ぶ
☑️靴ひも、マジックテープの靴を選ぶ
☑️つま先が靴に当たっていない靴を選ぶ
☑️靴底に適度な弾力がある靴を選ぶ
☑️少し重たい安定性のある靴を選ぶ
☑️踵部分が硬く、包み込める靴を選ぶ
☑️足指の関節部分で曲がる靴を選ぶ
以上が幼児期の靴を選ぶ際に押さえておきたいポイントになります。
また、3歳までの子どもは、1年で約2cm、3歳以降は1年で約1cm足が伸びるとされています。
子どもの足はどんどん成長していくので、半年に一度、足のサイズを測り、靴を買い換えることをお勧めします。
靴は消耗品だという意識を持ち、子どもたちの成長のために、足に合った靴を選んであげてください。
足に合った靴を履く”感覚”は身体の土台である足を正しく成長させます。
靴選びの重要性について
身体の土台と言われる“足”
足に合わない靴を履いていると、子どもたちの足や足指は変形を起こしてしまう可能性があります。
足や足指が変形を起こすと足の痛みや膝の痛み、股関節痛、腰痛などの多くのトラブルに繋がるリスクが高くなるのです。
また、今の子どもたちは、「浮き指」「偏平足」「内反小趾」「外反母趾」も増えてきていると言われており、
足指の変形や歪みは猫背などの姿勢不良を生み、肺などの内臓が圧迫され、脳への酸素供給が不足します。
脳への酸素が不足してしまうと記憶や学習のために必要な集中力の低下を引き起こしてしまうのです。
つまり、正しい靴を選び、足を育てることは、子どもたちの将来を明るくすることができるということです。
6歳までに足の基礎が決まります!
足の形成は、6歳ごろまでに約8割が完成するといわれています。
下のイラストは、子どもの足の発達を表したものです。
(引用:グリュンシューズガーデン「子供の足について」)
人の足は、3~6歳ごろまでに足裏の筋肉が鍛えられ、土踏まずが形成されていきます。
土踏まずは、生まれつき備わっているわけではなく、足を使って転ばずに歩けるようになる3歳ごろから徐々に作られます。
土踏まずがしっかり形成されると、身体のバランスがとれるようになったり、あらゆる衝撃を和らげるクッションとしても大切な役割を果たしてくれるのです。
その為、正しい靴を履いて、3~5歳の間にたくさん足の指や足を使うようにしてください。
足や足指を使うために外でたくさん遊ぶことをおススメします!
最後に
今回のコラムを通して”足育という観点”や”靴選びの重要性”について知っていただけたでしょうか。
子どもの足を守ってあげられるのは、一番身近にいるお父さんやお母さんです。
まずは、子どもの足と足の指をしっかりと見てあげてください。
正しい知識を身につけ、お子さんはもちろんのこと、お父さんやお母さんご自身も、健康で元気な身体を作りをしていきませんか?
あき星では、足の状態を計測し、目的に合わせて最適な靴をチョイスする「足と靴の相談会」も行っております。
普段使いの靴だけでなく、スポーツシューズやビジネスシューズなど、さまざまな目的に応じてアドバイスをさせていただいております。
足のトラブルや靴の選び方、自分に合った靴とインソールを作成したい方は、ぜひご相談ください。