以前、免疫力の理解と低下しやすい方の傾向についてお伝えしました。

ウイルスや花粉症の感染・発症を予防!免疫力との関連性!

「自分はもしかすると免疫力が低下しているかもしれない?」と思われた方のために、今回は、実際に動きを用いての確認と、改善方法をお伝えさせていただきたいと思います。

交感神経の働きが優位かチェック!!

①背中を丸めたとき、逸らしたときに肩甲骨の内側でツッパリや違和感を感じる方

交感神経が常に優位に働いている方は、交感神経の存在する胸椎周囲の筋肉が反応し、胸椎付近の筋肉が張る傾向にあります。

そのため、胸椎周囲の筋肉を縮めたり伸ばしたりすると張りやコリを感じてしまいます。

座った姿勢て身体を丸めたり逸らしたりする動きを実施し、肩甲骨の内側や背中に詰まり・コリを感じませんか?

②体幹を捻る可動域が少ない方

胸椎周辺の筋肉が硬くなると、胸椎周辺の関節も動きにくくなります。

そのため、実際に動かすと交感神経が常に優位な方は関節の動きが少ない傾向にあります

胸郭テスト

https://www.youtube.com/watch?v=HwCthed38SA

柔らかい方・・・肘が天井に向くまで身体を捻れる
少し硬い方・・・肘が斜め45°以上向くまで身体を捻れる
とても硬い方・・肘が斜め45°未満までしか身体を捻れる

1分でできるセルフケア

胸椎エクササイズで疲労改善 ☆身体を動かしても大丈夫な状態の時におすすめ

硬くなった胸椎の関節や筋肉を柔らかくするために実施します。

胸椎の柔軟性エクササイズ

https://www.youtube.com/watch?v=9OgsOTPKqGA

座った状態で片膝に手をかけ、膝にぶら下がるようにします。その状態を10秒キープしてください。

ぶら下がったときに背中が丸くなる感じや、伸ばされている感じがあれば正解です。

次に、手を腰の後ろでつなぎ、胸を前に突き出すように逸らします。その状態を5秒キープしてください。

胸の前が張り、胸の後ろはギュッと筋肉を使っている感じがすれば正解です。

各動作を交互に4回実施してみて下さい。背中周りがスッとして軽い感じがあれば効果ありです。

瞑想で調子を整える ☆少し疲れを感じ始めた状態の時におすすめ

呼吸は自律神経の影響を強く受けており、息を吸うときには交感神経が働き、吐くときには副交感神経が働きます。

深く呼気の長い呼吸を実施することで、副交感神経の働きを強めリラックス効果を生み出します。


始めに、椅子に座った状態や横になった状態など楽な姿勢をとってもらいます。

その状態で、目を閉じ鼻から3秒かけてゆっくり吸います。次に口から6秒かけてゆっくり吐き出します。

【ポイント】
呼吸はお腹を膨らます腹式呼吸を実施してもらいます。

吸った時間の倍の時間をかけて吐き出します。

しんどくない範囲であれば5秒吸って10秒吐くなど、時間を長くしていただければより効果的です。

ダルイ背中に温熱法 ☆風邪っぽさを感じ不調を感じた時におすすめ

感染によって発熱・倦怠感が出現すると、交感神経が頑張り胸の後ろの筋肉は硬くなります。

その状態は、血行が悪く長く続くと筋肉をより硬くしてしまいます。

体調が悪い状態であまり身体を動かしたくない時は、硬くなった背中を温める事をお勧めします。

血流に関して詳しく知りたい方は

健康の秘訣は「血流」にあり!血行不良を改善するオリジナルエクササイズで心身の悩みを解放しよう!をご参照ください。

①シャワーを背中に当てる

髪を洗うついでに1分間程度40°~42°程度のお湯で肩甲骨と肩甲骨の間を温めててみて下さい。

②ドライアーを背中に当てる

肩甲骨と肩甲骨の間を、「あったかい」や「きもちいい」と思う程度に1分間温めてみて下さい。

③背中を温める服装をする

これから暑くなってくると、エアコン等の使用で急激に身体を冷やしてしまいます。

薄いものを羽織るなど背中を温められる状態をつくってみて下さい。

小さな積み重ねが大きな結果を作り出す

自身の免疫力を高め、ウイルスの感染や花粉症の発症に対する対策をいくつか紹介させていただきました。

毎日の生活が忙しい方も多くおられるかと思うので、1分で実施できるものばかりを集めました

何かしながらや、ついでに実施できるものばかりなので一日何度か実施することも可能かと思います。

1回の実施で「少し楽かも」と感じるのであれば、繰り返し長期間にわたって実施することで、いつも元気な自分を作り出すことも可能です。

「一人で実施するのは不安」「自分で判断が難しいから診て欲しい」と思われる方に向けて、

あき星では外出が制限された時期に適した“オンライントレーニング”による運動指導を実施しております。

専門家による最適な方法・情報を提供させていただきますので、気になる方はお問い合わせフォームからご連絡ください。