「子どもの運動神経を伸ばしたい!」そう思われる親御さんは多いのではないでしょうか?

“子どもの運動新神経を大きく伸ばす時期!”それが、「プレ・ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期です。

今回のコラムでは、プレ・ゴールデンエイジ期を知るとともに、その時期をどのように過ごすべきかをお伝えしていきます。

「神経の発達」それがプレ・ゴールデンエイジ!

プレ・ゴールデンエイジは、子どもたちの運動神経が著しく発達する、3歳から8歳前後までの時期のことを表します!

運動神経の基礎は、神経系の発達が著しい「プレ・ゴールデンエイジ」の時期につくられます。

運動神経を伝えていく上で、欠かせない「スキャモンの発育曲線」(図1)、20歳での発育度を100%とした場合、身体の各組織が発達発育していく特徴を4つの型に分けてグラフで表したものです。

今回は、運動神経についてなので、「神経型」のグラフを見ていきます。

(図1,引用先:DIVERSITY x CREATIVITY IT×○○に関する情報発信メディアより。)

“神経系統”は、生まれてから5歳頃までに80%の成長を遂げ、そして、12歳でほぼ成人の100%にまで成長を遂げていきます。

幼児期、児童期と呼ばれるこの時期は、神経系の発達が著しく、様々な神経回路が形成されていきます。

例えば、一度自転車に乗れるようになった子どもは暫くの間、自転車に乗っていなくても、いつでもスムーズに乗ることが出来ると思います。

それが、「神経の発達」であり、一度完成させた回路は、無くなることは基本的にないと言われています。

プレ・ゴールデンエイジを子どもたちはどう過ごすべきか?

プレ・ゴールデンエイジの時期は、様々な神経回路が形成されていくため、特定のスポーツや運動ばかりでなく、色々な遊びやスポーツ、運動を経験しておくことが大切です。

“遊ぶ”ことで、運動神経は成長します!

プレ・ゴールデンエイジの時期には、しっかり遊びましょう♪

外でおにごっこをするのも良し、家のお布団の上で、前転をしたりころころ転がって遊んでも良しです!

様々な経験を通じて、”バランス力” ”瞬発力” ”投力”など、たくさんの「能力」の獲得を目指します。

但し、同じ運動ばかりを繰り返し、運動内容が偏ってしまうと、特定の「能力」だけしか獲得できず、その他の「能力」の獲得が充分に出来ないまま、成長してしまう恐れがあるため、偏りがでないように気をつけましょう。

獲得したい「能力」は年齢によっても変わります!

子どもたちは、年齢を重ねるごとに”身体”も”心”も成長していきます。

あき星では、子どもの「発育・発達」の観点を踏まえ、子どもたちが、年齢別に獲得したい「能力」を定めています。

小学校で行われるスポーツテストの点数が、3歳から6歳までにどのくらいの、能力を獲得出来ているのかという、一つの指標となり、その子に何の能力が低下しているのか“視える化”出来るのが図2の「年齢別獲得能力表」です。

その他にも、スポーツテストの点数は、その年齢の基準となるということです。

また、この「能力」は、次にご紹介する”あき星ピラミッド”の重要な土台となってきます。

(図2「あき星獲得能力表」)

獲得した「能力」は全ての土台となる!

下の図のピラミッドは、あき星が定めている「スポーツピラミッド」です。

あき星では、子どもたちが「スポーツ」を行う上で、どのような段階を踏んでいくべきかをピラミッドとして、表しています。

あき星スポーツピラミッド(図3)において、「能力」は、ピラミッドの一番下の土台となります。

そのため、土台となる「能力」の獲得は非常に重要です!

まず、「能力」と「能力」同士が合わさることで、「動作」段階へと繋がります。

そして、「動作」→「複合動作」→「プレ・スポーツ」を経て、「スポーツ」で発揮できる力へと成長していくと、あき星では考えています。

このとき、合わさる材料は、「能力+能力」「能力+動作」のときもあれば、「能力+能力+動作」のように様々な要素が組み合わさることによって、「スポーツ」までへの成長段階を踏んでいきます。

(図3「あき星スポーツピラミッド」)

「プレ・ゴールデンエイジ」がゴールではありません!

あき星メソッドにおいて、3歳から14歳までの期間は、「ゴールデンエイジ」と呼んでいます。

「プレ・ゴールデンエイジ」はこの「ゴールデンエイジ」期間の始まりの期間となるため、とても重要だと考えます。

「プレ・ゴールデンエイジ」の時期が終わると、8歳~12歳までは、「即座の習得」が可能な時期に突入します。

「即座の習得」の時期については、下記のコラムで詳しく紹介しています。

子どもの運動神経は伸ばせる!大切なのは5歳までの過ごし方

また、このコラムでは、「運動神経」についても詳しく記述してありますので、今回のコラムと合わせて読むことで、より理解が深まるかと思います。

そして、「即座の習得」が可能な時期が終わると、「ポスト・ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期が訪れます。

「ポスト・ゴールデンエイジ」は、12歳から14歳の体格が大きく変わり始める時期で、骨格や筋力が急激な発達を見せることで、パワーやスピードが備わってきます。

その反面、新たな技術の習得には不向きであるとされているため、新しい技術の習得を行うよりも、これまで習得した技術を維持し、質を高めることに重点を置く方がよいといえるでしょう。

また、戦略的な理解を深めることもおススメの時期です!

最後に

あき星では、「スポーツトレーナー×理学療法士×保育士」が子どもたちの発達発育を鑑みながら、あき星オリジナルメソッドで子どもたちや選手のサポートを行っています。

運動能力向上やパフォーマンスアップを目指したい方は、一度あき星へご相談ください。

目の前の子ども、選手たちに全力で向き合い、しっかりとサポートさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。