夏のような暖かい日が増え始め、夏の訪れを感じる時期となってきましたね!

半袖・半パンで過ごす子どもたちも増えてきたのではないでしょうか?

これから、どんどん気温や湿度が高くなり、「夏バテ」を意識する方も増えてくるシーズンとなってきます。

今回のコラムでは、夏バテを予防する食事についてお伝えしていきます。

お子さんにだけに限らず、大人の方も実践出来る内容となっております!

そもそも夏バテとは?

身体の働きが正常に機能しなくなって起こる体調不良のことを総じて「夏バテ」と呼びます。

夏バテの原因は?

  • 室内外の気温差による自律神経の乱れ
  • 暑さによる食欲低下からの栄養不足
  • 高温多湿による睡眠不足

などが挙げられます。

自律神経による影響とは?

夏になると高温の屋外から、エアコンで冷えた室内に過ごすなど、急激な温度差で生活をすることが多くなります。

そうすることで、体力が消耗されやすくなり、夏バテの原因となります。

更に冷房の効きすぎた部屋にいると、そのストレスから自律神経がうまく働かなくなるとされています。

それによって、交感神経が優位に働き自律神経が乱れ、全身の倦怠感や食欲不振を招き、夏バテを引き起こします。

また、日本の夏は「高温多湿」となるため、自律神経を大きく乱す要因になると言われいます。

自律神経の働きについては、下の図を参考にしてみてください。
(引用:サワイ健康推進課[夏バテを予防・解消する、疲労回復にお手軽スポーツのススメ])

気をつけてほしい子どもの夏バテ

子どもたちは、遊ぶことが大好きです。

暑い日中にでも外で遊んだりすることが多く、大人に比べてたくさんの汗をかきます。

しかし、“子どもの体温調節能力”は十分に発達していません。

そのため、大人以上に夏バテや熱中症の可能性が高くなると言われています。

質の良い睡眠で夏バテ対策を!

体温調節機能だけに限らず、子どもはもともと自律神経の働きも未熟だとされています。

そういった面からも大人に比べると夏バテになるリスクが高くなります。

自律神経を整えるためには、普段から質の良い睡眠をとるなど、生活リズムを整えておくことも大切となってきます。

質の良い睡眠を取るコツはこちら!

暑い夏を元気に乗りきる!オススメの食べ物とは!?

夏になり暑くなると、そうめんやアイスなど、冷たいものばかりをついつい食べてしまいがち…

しかし、それでは栄養が不足してしまい逆効果!

「身体がだるい」「食欲がない」など、夏バテになる可能性が高くなります。

夏を元気に過ごすためにオススメの食べ物をご紹介していきます。

①身体をつくる「たんぱく質」

血液や筋肉など、身体を作る基となるたんぱく質は、“体調の維持”に不可欠な栄養素です。

たんぱく質が多く含まれている食には、肉・魚・卵・大豆製品(納豆、豆腐)などが代表的な食品となります。

また、タンパク質は身体の免疫機能にも関わっているため、免疫力が低下させないためにも必要な栄養素となってきます。

②疲労回復「ビタミンB1」

体内でエネルギーを生産するには、ビタミンB群、特にビタミンB1が不可欠となってきます。

ビタミンB1は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつでもあるため、汗をかくと不足しやすくなります。

そのため、しっかりと摂取するよう心がけましょう。

ビタミンB1を豊富に含む食材は豚肉・うなぎ・大豆・ほうれんそうなどが挙げられます。

豚肉などと一緒にニンニクやネギをとると、ビタミンB1の吸収を良くしてくれるためより効果的です。

③「ミネラル」の補給を忘れずに!

汗をかくと、水分と一緒にミネラルが身体の外へ排出されます。

ミネラルとは、カルシウム・マンガン・鉄・コバルト・銅などの無機塩類のことを表します。

ミネラルは、身体の中でつくり出すことはできないため、自分で意識して補給をしなければなりません。

ミネラルを豊富に含む食材としては、魚介類・海藻類・野菜類・果物類などが挙げられます。

また、夏場は水分補給も同時に行わなければ脱水症状になってしまうという危険性があるため、ミネラルと水分を同時に摂取できる「麦茶」を食事と一緒に飲むこともオススメです!

④「クエン酸」もオススメ!

たんぱく質・ビタミンB1・ミネラルの他にも疲労回復効果を持つ「クエン酸」もオススメとなります。

・クエン酸を含む食べ物→酢、梅干し、柑橘類(レモン・みかん)など

最後に

これから本格的に暑い時期がやってきます。

体調を崩さず毎日元気よく過ごせるように!

食事から、夏に負けない強い身体を作っていきませんか?

親御さんも体調には気を付けてください。

あき星では、子どもの運動指導はもちろんのこと、スポーツや運動以外の観点からも子どもたちをサポートさせていただきます。

お子さまの発達や身体のことについて何かお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。