ゴールデンウィークが明け、コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除が進む中で、通常通りに会社へ出勤される方も増えてきたのではないでしょうか?

そんな、今の時期に気をつけたいのが「五月病」

なんだか最近やる気が起きない、仕事や学校にいくのが億劫になっている方は要注意かも知れません…

今回のコラムでは、誰もがなる可能性があるとされている五月病の原因と予防方法について、お伝えしていきます。

なぜ五月病になるのか?

新年度に進学や就職・昇進などで、環境が新しく変わり、自分でも気付かないうちに身体的・精神的な疲労を蓄積させてしまうことから、身体的及び精神的な症状となって表れるのです。

五月病は、正式な病名ではありません。

五月に症状が表れる人が多いことから五月病と呼ばれていますが、病院では、適応障害やうつ病などと診断されるケースが多いとされています。

五月病の症状とは?

五月病かな?

そう思われる症状は様々です。

  • 何事もやる気が起きない
  • 睡眠障害(不眠、朝起きられない)
  • 食欲低下
  • 身体がだるい
  • 疲れがとれない
  • 集中力の低下
  • 頭痛やめまい
  • 焦りや不安、イライラ

上記の症状が複数出始めている人は要注意だとされています。

五月病をそのままにしてしまうと、「うつ病」になるリスクなどが高くなるため、早めに対処していきましょう。

症状が1~2週間続く場合は、病院で診察をしてもらうことをお勧めします。

五月病は自律神経の乱れから起こる!?

五月病となる大きな原因の一つに自律神経の乱れが挙げられます。

自律神経は、交感神経と副交感神経が下記の図のように常にバランスをとって働いています。

(引用:新潟県労働衛生医学協会 春と自律神経の乱れについて)

自律神経は、人の内臓の働きや体温などの機能をコントロールするために、私たちの意思に関係なく24時間働き続けています。

自律神経のバランスが崩れる原因には、人間関係や仕事のプレッシャーによる精神的なストレスや気温などの身体的ストレスが挙げられます。

また、偏った食事や寝不足などの生活リズムの乱れが自律神経の乱れに繋がるとされています。

自律神経を整えて、五月病を予防していきましょう!

本日、ご紹介する五月病の予防方法は、簡単に実践出来るものばかりです。

出来ることから実践してみましょう!

①質の高い睡眠をとる

ストレス解消に最も効果を期待できるのは、質の高い睡眠です。

しかし、現代人は、睡眠の質が低いと言われています。

以前のコラムで、睡眠の質を高める方法についてご紹介しています。

今回のコラムと合わせて実践してみてください。

睡眠で免疫力アップ!免疫力を高める睡眠方法とは!?

②毎日お風呂に入る

入浴のポイントは、ぬるめのお湯に入ること。
36~40℃程度のお湯に15分~20分浸かることで、副交感神経が優位になるとされています。
心身をリラックスした状態にすることは、質の良い睡眠にも繋がります。
逆に熱過ぎる温度のお風呂は、交感神経が活発になってしまうので気をつけましょう。

③ 食事からセロトニンを増やす

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、感情や精神面・睡眠などの機能に深く関係する神経伝達物質の一つです。

セロトニンは、脳内で作られますが、その材料として、必須アミノ酸のトリプトファンが必要となります。

ただし、トリプトファンは体内で生成できないため、食事から摂取する必要があります。

トリプトファンが多い食材として、豆腐・チーズ・牛乳・バナナ・ヨーグルトなどの乳製品がオススメだとされています。

呼吸から疲れにくい身体を手に入れる

五月病にならないために、自身の身体を日ごろから鍛えておくことも大切になってきます。

呼吸を行うことは、副交換神経を落ち着かせるのにも効果的なため、対処も行いながらこの先、あらゆる病気にかかりにくい身体づくりも行っていきましょう。

IAP呼吸法を日々の習慣に!

スタンフォード大学の研究に呼吸から疲れない身体を手に入れるという方法があるのをご存知でしょうか?

そんなスタンフォード式の中から一つ、IAP呼吸法と呼ばれるものについて、ご紹介させていただきます。

‟IAP呼吸法とは、息を吸うときも吐くときも、お腹の中の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法で、お腹周りを固くしたまま息を吐き切るのが特徴です。”

(引用文:スタンフォード式疲れない体)

この呼吸法は、「腹圧呼吸」と呼ばれており、「腹式呼吸」とよく間違われるみたいですが、両者は大きく異なった呼吸法となりますのご注意ください。

<腹圧呼吸と腹式呼吸の違い>

・息を吐きだすときにお腹をへこませない⇒腹圧呼吸

・息を吐きだすときにお腹をへこませる⇒腹式呼吸

では、どのような呼吸法か?下の図をご覧ください。

(引用:lifehacker 疲労予防・回復のためにスタンフォード大学で用いられる「IAP呼吸法」とは?

     imageサンマーク出版)

<取り組むときに大切なこと>

・1日最低1回は行うようにする

・行うときは、筋肉に力を入れずに、出来るだけリラックスして行う

・体調が途中ですぐれなくなったりした場合は中断して、体調が戻ってから再び行う

1日1回からで良いというのは、取り組みやすそうですね。

日々の生活の隙間時間に取り入れて、疲れに強い身体を手に入れましょう。

あき星オリジナルストレッチもご紹介します♪

あき星でも、呼吸を深めて自律神経を整える簡単なストレッチの実践をお勧めしています。

自律神経を整えることで、心身がスッキリすることを体感してください。

最後に

あき星では、身体と心のゆとりを取り戻す「ゆとり整体」サービスを行っております。

心と身体に直結する“呼吸”を本来の状態に戻し、良質な睡眠でリラックスしたストレスのない心身を作る、それがあき星が考案したオリジナル整体メソッドです。

  • 自律神経失調症で悩んでいる
  • 睡眠障害で眠れず辛い
  • 慢性疲労でやる気が起きない
  • 倦怠感がありシャキッとしない

などのお悩みをお持ちの方は、一度あき星にご連絡ください。

全ての人の毎日が、幸せで満たされるよう全力でお手伝いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。