大気が乾燥し、寒くなる秋から冬にかけて免疫力は低下しがち…
風邪やインフルエンザなどの感染症対策のために、免疫力の低下を予防し、維持する腸活方法をご紹介します!
意外と知らない!免疫ってなに?
免疫とは、私たちの身体に侵入してきたウイルスや細菌といった異物から自らを守る防御システムのことです。
私たちにはもともと免疫が備わっていますが、それが何かしらの原因で低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる、口内炎ができやすくなるなど、様々な病気のリスクが高まります。
特に、冬場は屋外と屋内の寒暖の差が激しく、空気が乾燥するため、喉や鼻の粘膜も乾燥しやすく、ウイルスが活性化する「低温乾燥」と呼ばれる条件が揃い、私たちのカラダのウイルスや細菌に対する戦う力・抵抗する力(免疫力)が弱まります。
免疫を担う免疫細胞には、侵入してきた異物を撃退するTリンパ球やBリンパ球を初め、異物を退治するマクロファージ、異物や癌細胞を殺すNK(ナチュラルキラー)細胞などがあり、その約7割が腸に集結しています。
そのため、腸は免疫力をキープする鍵とも言えるのです。
つまり、免疫力の要となるNK細胞の働きを低下させないことが重要となります。
免疫力のことを詳しく知りたい方は、ウイルスや花粉症の感染・発症を予防!免疫力との関連性!も合わせてお読みください。
あなたの免疫力をチェック!
24時間社会と呼ばれる現代社会は、不規則な生活に陥りやすく、ストレスも多いのが特徴です。
さらにきれいで衛生的な生活環境が整っていますから、病原体に侵される機会は少なくなりました。
こうした環境の変化に伴って、現代人の免疫力は昔のヒトに比べて低下していると言われています。
そこで、あなたの免疫力が低下していないのかを調べてみましょう!
免疫力リスクチェック
☑︎が多いほど、免疫力が低下している可能性があります。
心当たりのある生活習慣はありませんか?
□ストレスを感じることが多い
□不規則な食生活を送っている
□しっかり寝ても、なかなか疲れがとれない
□すぐに口内炎やヘルペスができる
□季節の変わり目など、寒暖の差が激しい時に調子を崩した
□日頃、激しい運動をしている
□入浴はせず、シャワーだけで済ませている
□身体や手足が冷えやすい
□普段、あまり笑わない
□下痢しやすい、または便秘気味である
免疫力判定
☑︎が0〜1つの方は、今のところ免疫力低下のリスクは少ないです。今の生活を維持していきましょう!
☑︎が2〜4つの方は、免疫力が低下気味かもしれません。少し意識を変えていきましょう!
☑︎が5つ以上の方は、免疫力が低下している可能性が高いです。生活習慣を改善し、免疫力UPを図りましょう!
☑︎が2つ以上の方は、本コラムの腸活方法を実践し、ウイルスの感染・発症を予防!免疫力を高めて対策しよう!!を合わせて読むと効果的です。
免疫力が低下する5つの原因
加齢
免疫細胞(NK細胞)による免疫力は20歳頃にピークを迎え、その後は加齢と共に低下していきます。
40歳で20歳の約半分に、70歳では10分の1まで低下するため、20歳以降は加齢と共に病気にかかりやすくなります。
ストレス
免疫細胞は、感情や心の動きに大きな影響を受けます。
腸は脳と密接に関わりあっているため、脳でストレスを感じると、それが自律神経を介して腸に伝わり、便秘や下痢などの症状となって現れることがあります。
このことからも、精神的ストレスは腸の不調を招き、免疫低下につながることが分かります。
激しい運動
免疫細胞は、運動により活性化します。
しかし、身体に負荷をかけ過ぎるハードな筋トレやマラソンは逆効果です。
激しい運動で、筋肉への血流が増えることにより、消化管の血液量が減少したり、交感神経が優位になったりします。
それによって腸の働きが抑えられ、免疫細胞の働きが著しく低下してしまうからです。
不規則な生活
免疫細胞は自律神経の影響を受けており、生活のリズムが乱れることが苦手です。
活動時や昼間に優位になる交感神経と、安静時や夜間に優位になる副交感神経のバランスが乱れることでパワーダウンします。
そのため、夜更かしや朝食を摂らないなどの腸に負担が加わる不規則な生活は、免疫力の低下につながります。
冷え
身体が冷えると血流が悪くなり、免疫細胞の働きが低下します。
女性は熱をつくる筋肉が少ないために、冷えを感じる方が少なくありません。
近年は、ストレスや夏場の過度な冷房などにより、自律神経のバランスが乱れて体温調整がうまくできず、冷えを生じるケースも見られます。
手軽に実践!免疫を低下させない腸活方法
肉類や魚介類、卵、乳製品などに含まれている動物性たんぱく質や脂質の多い食事に偏ってしまうと、悪玉菌が増える原因になります。
でも、その悪玉菌を増やす食品を摂らない…というのは難しいですし、厳しい制限は食事の楽しみを半減させてしまいます。
そこで、あき星がオススメする誰でも手軽にできる腸活方法をお伝えします。
絶対に実践して欲しい腹八分食事法
シンプルに!現代人は食べすぎています!
この食べ過ぎは腸への負担を増加させ、免疫力を低下させる最大の原因です。
腸には野菜や果物、発酵食品を食べると腸内環境が整うと言われていますが、食べすぎていると腸内環境は整いません。
重要なのは、自分の身体に合った食事の量を適切に摂取しているか。ということです。
現代人のほとんどの方が満腹感や空腹感という感覚が鈍っています。
この感覚を整えることが腸活のためには必須になります。
そこでオススメなのが、腹八分食事法です。
腹八分食事法とは、その名の通り食事量を腹八分で留める食事方法です。
基本的に、なにを食べても大丈夫!
でも、自身のお腹が満腹にならないように食事量を調整します。
細かなカロリーなどは気にせず、好きなものが食べられ、ストレスがたまりにくい食事方法です。
腹八分の目安は、「食べた!」「食べ過ぎた!」と思える一つ前の「これぐらいでいいだろう」「ちょっとお腹が満たされてきた」と言う感覚で留めておくことです。
数日間実践するだけで、満腹感や空腹感が本来の感覚に整っていきますので、まずは1週間実践してみましょう。
1週間実践することで、身体が軽くなり、頭がすっきりするなどの変化を感じられるので継続のモチベーションにもなります。
最後に
いかがでしたか?
今回は免疫力を低下させない腸活方法についてお伝えしました。
腸活と合わせて実践すると効果的ですので、睡眠で免疫力アップ!免疫力を高める睡眠方法とは!?も、是非お読みください。
あき星では、健康増進・不調改善を目的としたトレーニング&コンディショニングを行なっています。
毎日の健康に必要不可欠な身体の機能を測定し、なにが足りないのか、なにを改善すれば良いのかを分析し、一人ひとりに合わせたトレーニングを実践していきます。
あなたの健康と未来を支えるパートナーとして、毎日一歩一歩進められるように、理学療法士とスポーツトレーナーの観点から原因を導き出し、あなたの身体と夢に合わせたサービスを展開させていただきます。
あき星は健康であり続けたいと願う方々を応援します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。