頭痛は大人の病気と思われがちですが、子どもの頭痛は決して珍しいものではありません。

小さい時から頭痛を訴える子どももいますが、必ずしも「頭が痛い」と表現できるとは限りません。

頭痛を訴えると「風邪?」や「学校に行きたくない?」と思われがちですが、子どもにも頭痛があるということを理解しておいて欲しいのです。

子どもの頭痛について、頭痛の分類、特徴、対処方法、保護者や教育者の方に知っておいていただきたいポイントを解説します。

子どもの頭痛の分類

子どもに起こりやすい頭痛にはいくつかのタイプがあり、それぞれ対応が異なります。

しかし、子どもの頭痛といえども、基本的な分類は大人と変わりません。

つまり、一次性頭痛と二次性頭痛に分類されます。

簡単に言うと、「病気があるかないか」で分類されます。

一次性頭痛

検査では異常が認められず、脳やその周辺に頭痛の原因となる病変を伴わない

例:片頭痛緊張型頭痛、群発頭痛

二次性頭痛

検査で異常が認められ、脳もしくはその周辺臓器に何らかの病変を伴う

例:脳腫瘍、脳出血、もやもや病、動静脈奇形、髄膜炎、副鼻腔炎など

病気が潜んでいる可能性もあるので、頭痛が辛そうにみえる場合や繰り返し何度も起こる場合は自己判断せず、かかりつけ医に必ず相談してください。

時期ごとの頭痛の特徴

子どもの頭痛の特徴として、成長時期によって頭痛の種類や原因が変化します。

頭痛と一緒に起こる症状や行動などから、子どもの頭痛の特徴をあげます。

幼児期と児童期にはどんな頭痛が起こる?(1歳前後~11歳頃)

この時期は頭痛の中でも片頭痛が一番多く、頻度は週に1回から2回、男女別の有病率を見ると、3〜7歳では男児に起こりやすく、7〜11歳では男女が同じくらい頭痛になりやすいです。

いつも元気なのに黙りがちになる、食欲がなくなる、光や音を避け部屋にこもる、などの行動が認められる場合があります。

子どもの片頭痛の多くは軽いものが多く、眠ると翌朝に持ち越さないことが多いので、学校欠席はほとんどありません。

片頭痛であれば、睡眠不足の改善、眩しい光を避ける、成長期に合わせた食事、チーズやチョコレートなどの特定の食品などを避けることが大切です。

登園・登校を渋る場合は緊張型頭痛の可能性もあります。

この場合、スキンシップを多くとったり、公園に行って思いっきり遊んだり、背中や首のマッサージを行なってあげる事がとても有効です。

思春期にはどんな頭痛が起こるの?(12歳前後~18歳頃)

この時期も片頭痛が多くみられ、特徴や対処法は思春期前と大きく変わりません。

ただ、女子は月経関連の片頭痛が認められ、痛みが数日続くことがあります。

また、小学校高学年から中学生頃を境に慢性連日性頭痛の子どもが増えてきます。

「慢性連日性頭痛」とは、3ヶ月以上にわたり、月に15日以上ある頭痛の通称であり、片頭痛と緊張型頭痛の両方の頭痛が混在している事が多いです。

もともと片頭痛があった子どもが思春期を迎えてから慢性連日性頭痛に移行することもあり、年齢やきっかけはさまざまですが、勉強や部活などのプレッシャー、人間関係、受験、テストなど、心理的・社会的ストレスが大きく関与した頭痛であると言われています。

思春期という年齢、自分を出すのが苦手な性格、学校・家庭などの環境ストレスも関連しています。

この場合、子どもたちの性格に合わせて伸び伸び成長できるよう努める必要があります。

また、将来の夢や目標の設定を見直す必要もあります。

保護者の方や教育者の理想と子どもが想っていることは異なることがあります。

子どもたちを尊重し、子どもたちが自ら歩める環境を作ってあげましょう。

さいごに

今回のコラムでは、子どもの頭痛の分類や時期ごとの特徴についてお伝えしました。

子どもの頭痛の多くは「プレッシャー」や「成長期に見合わない生活習慣の乱れ」が関与しています。

ただ、子どもがどれくらいしんどくて、辛い心身の状態かを分かってあげることは難しいです。

そこで、あき星では「心と身体の声を聴く」を目的とした『自律神経測定』を行なっています。

一言で自律神経は「心と身体の調子を整える神経」です。

つまり、プレッシャーや生活習慣の乱れが自律神経の働きに影響すると言うことです。

数値化することで現在の状況が分かり、状況に合わせた最善の対処法ができますので、是非受けて頂きたいと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。