身体の痛みの中でも、特に多くの方が悩んでいる「腰痛」。
身体の中間に位置しているため、腰は何かと負担がかかりやすい部位です。
そのため、さまざまな原因が存在する腰痛ですが、中でも「腰の動きすぎ」が腰痛を引き起こしていることもあるってご存知ですか?
今回は腰動きすぎによる腰痛とはどういったものなのか、どう対策すれば良いのかをご紹介します。
そもそも腰の機能って?
先述の通り、腰には身体の中心に位置しているため、さまざまな機能を有しています。具体的には下記の4つの機能が存在します。
①上半身の動きや重みを受け止める機能
②様々な臓器を支える機能
③歩く、座るなどの下半身の動きをスムーズにする機能
④上半身と下半身を繋ぐ機能
このように、腰は人の姿勢や動きにとってとても重要な役割を担ってくれています。
だからこそ、身体のどこかに少しでも不具合が生じると痛みなどが出やすいため、腰痛を患っている方が多いんです。
「腰骨の動きすぎ」も腰痛の原因に
腰はいろんな機能を持っている分、身体中の不具合を引き金に腰痛を引き起こしますが、その中も一つとして腰骨が動きすぎている場合に痛みが発生するケースがあります。
腰骨は本来あまり動かない骨です。腰骨の動く角度としては、
曲げ:50° 反り:35° 横倒し:20° 横捻り:左右それぞれ5°ずつ
このように腰の可動域は制限されており、基本的に動く範囲が狭いのが特徴です。
実際に腰に手をあて、身体を動かしてみてください。腰自体はあまり可動していないことがわかると思います。
本来動かないはずの腰が動きすぎになる理由
本質的に可動域が制限されている腰骨ですが、身体全体の硬さが原因で動きすぎが発生する場合はあります。
例えば、
- 骨盤の硬さ
- 股関節の硬さ
- 胸郭(肩甲骨も含む)硬さ
骨盤が硬くなると本来のクッション性が損なわれ太ももに痛みが出たり、股関節が硬くなるとふくらはぎが張ったりなど、硬くなった部位は本来の役割を100%全うできません。
こうなると、身体の各部位の役割を補おうと、可動域を超えて動くのが身体の中心に位置する腰なんです。
腰に余計な負担が集まり、腰痛を引き起こします。
つまり、本来あまり動かない腰骨が動かないといけなくなり、頑張りすぎている期間が長すぎるとストレスが蓄積され、”痛み”や”つまり感”と言う症状が出現します。
それでも放っておくと、
- 椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症
- 腰椎すべり症
などの怪我や病気に繋がる可能性もあります。
腰の動きすぎによる腰痛を取り除くには
ここまでくると、腰骨の動きすぎによる腰痛を取り除くにはどうすれば良いかお分かりの方もいるかと思います。
「身体の硬さが腰の可動域を無理に広げてしまっている」可能性がある場合、硬くなっている部分を解消してあげることが、腰痛の軽減に繋がります。
そこで、試して頂きたい体操をご紹介します。
肩甲骨を劇的に柔らかくする!胸張り肩甲骨ストレッチlevel3
手を返す方向に注意して無理のないよう実践してみてください。自分の身体に合わせ、ご無理のない範囲で行なってみてくださいね。
上手くできない場合は、お問い合わせフォームよりご相談をいただければお返事いたします。
あき星では、腰痛を理学療法士や姿勢診断士などの観点から原因を導き出し、あなたのお身体に合わせたサービスを展開させて頂いております。
腰痛で悩まれている方は、ぜひご相談ください。