今や5人にひとりが腰痛持ちというくらい、多くの人の悩みの種となっている腰痛。
実はそのうち8割以上の方が原因がわからず痛みと不安で悩まされていると言われています。

実際に腰痛の直接的な症例をみてみると、そのほとんどが「筋肉」と「神経」のいずれか。
ある程度安静にしていたり、経過を見ることで解消されるものも多いのが現状です。

それなのになぜ、そんなにも多くの方の悩みの種となっているのでしょうか。
今回は、本来一定期間で解消されるはずの腰痛が慢性化し、悩みの種となってしまう原因についてご紹介します。

腰痛の原因は腰だけではない?

よく「重いものを持ち上げたら腰が痛くなった」という話を聞きませんか?
突発的に強烈な痛みを伴う「ぎっくり腰」や、腰から足にかけてしびれるような痛みが走る「椎間板ヘルニア」は、腰痛の中でも原因がわかりやすいもののひとつ。
ですが、症例としては15%に過ぎず、多くの方が「重いものを持った記憶はない」「ぎっくり腰のような痛みではない」といった原因不明の腰痛となってしまっています。

実は、体の構造の中でも腰は多くの神経が通り、複雑に絡み合っています。
そのため、肩こりや首のこりが原因で腰痛が発生していたり、スポーツやスマートフォンの長期利用が腰の痛みに繋がっていたり、場合によっては靴のサイズが合っていないだけでも腰痛を引き起こしてしまうことがあります。

 

 

生活習慣から起こる腰痛

例えば、下記に覚えはありませんか?
農作業や介護など、前屈みの作業で腰に負担をかけているのはなんとなく分かると思いますが、デスクワークやスポーツ、精神的なストレスなど「腰は関係ないのでは?」と思えるようなものでも、実は腰痛の原因になることがあります。

  • デスクワークや長距離運転で腰に負担をかけている
  • スマートフォンやパソコンを長時間利用している
  • 農作業や介護など、前屈みでの作業が多い
  • 運送業や引越しなど、重いものを持つ作業が多い
  • スポーツをしていて腰に負担をかけている
  • 妊娠や育児などで子供を抱えたまま家事をしている
  • 仕事や私生活で精神的なストレスを抱えている
  • 靴のサイズが合っていない
  • 慢性的な肩こり、首のこりがある

本当は治るのに腰痛が治らない理由

腰痛は、本当は1ヶ月程度安静にしておけば本来は改善される可能性が高いのに「なかなか治らない」「治ってもすぐ再発する」といったことでお悩みの方が少なくありません。
理由は「生活習慣」が原因となっていることが多いからです。

例えば、デスクワークや長距離運転が原因だと分かったからと言って、明日から仕事を変えるわけにはいきませんよね?
スマートフォンやパソコンの長期利用が原因だと分かったとして、明日から使用時間を半分に減らせるでしょうか。

仕事や私生活などで毎日繰り返しているルーティンの中に腰痛の原因が潜んでいるため、治りにくかったりすぐに再発してしまったりすることが多いのです。

生活習慣が原因だとしたら治らないの?

では、日々の生活が原因なのだとしたら、腰痛は治らないのでしょうか。
例えば、同じ作業をしていても腰痛になる人とならない人がいますよね?
その原因が「自分は腰痛になりやすい体質」で、ならない人は「腰痛になりにくい体質」だと思って諦めていませんか?

実は、生活習慣によって引き起こされる腰痛には多くの場合「腰に負担のかかる」という原因があります。
腰痛になりにくい人は自然と「腰に負担のかかりにくい」姿勢をしていたり、体つきをしていたりします。

腰痛の根本的な原因を解消する

体操やストレッチ、もみほぐしなどで腰痛を改善することももちろん重要ですが、同時に対処していきたいのが「原因の究明」と「改善」です。
理由はもうお分かりですよね?
もみほぐしによって一時的に痛みが和らいだとしても、腰に負担のかかりやすい姿勢で生活を続けていればすぐに再発してしまいます。
であれば、腰に負担がかからない方法を見つけることが「腰痛の改善」に繋がる第一歩と言えるでしょう。

プロと一緒に腰痛の原因を突き止めませんか?

腰痛でお悩みの方のうち「原因がわからない」といったケースの多くが、生活習慣が原因で知らず知らずのうちに腰痛になってしまっています。
そして、思い当たるふしがないため改善策がわからず、日々悩まされ続けることになってしまっています。

整骨院や整体院などで体の診断をしてもらうことでまずは「何が原因で腰痛になってしまっているのか」を追求していくことが腰痛解消の第一歩。
うまく原因が見つかって、根本から腰痛を改善することができれば仕事やスポーツ、勉強などのパフォーマンスも向上すること間違いありません。
「あき星」の出張整体ならご自宅でも身体チェックが可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。