現代社会は職場や人間関係など、多くの場面でストレスを抱えやすくなっています。
うまく発散させる方法を知っていれば問題にはなりませんが、溜め込んでしまうと体のさまざまな部分に影響が出てしまうことがあります。

有名な症状の中に「うつ」や「頭痛」「吐き気」などがありますが、実は「腰痛」もそのひとつ。
直接腰痛を引き起こす原因となるだけでなく、症状を悪化させる原因となったり、ぎっくり腰や坐骨神経痛などの症状を引き起こす原因となったりもするので侮れません。

そこで今回は、ストレスが原因で起こる腰痛のメカニズムについてご紹介します。

ストレスによる体のトラブル

ストレスとは心理的な負荷のことで、「ハラスメント」のような極端な例だけでなく日常的な人付き合いにも潜んでいます。
例えば、人間関係はストレスを感じやすいもののひとつ。
会社の取引先や先輩、後輩など、すべての人が気兼ねなく接することができるわけではありませんよね?
さらに、友達付き合いの中でも思うようにいかないことはたくさん存在しています。
加えて、人付き合いだけでなく毎日の通勤や仕事の拘束時間、ちょっとしたトラブルや失敗などでもストレスを感じてしまうことがあります。

自分では意識していないレベルでも、ストレスは体の中に蓄積し、脳の機能に不具合を生じさせたり、筋肉や血流不足に繋がったりさまざまな症例へと発展していきます。
個人差はありますが、今は特に何も感じていないという場合でも、何かが原因でストレスを抱え、症状が表面化してくる可能性があるので注意が必要です。

なぜ、ストレスが腰痛を引き起こすのか

心理的なストレスによって体が不具合を起こすと睡眠不足や披露感、頭痛、下痢など、さまざまな症例として表面化していきます。
腰痛に関しても、ストレスが直接的な原因となることもあれば、筋肉や血流不足を引き起こした結果、腰が痛くなるということもあります。

さらに、脳の機能が引き金となり、ちょっとしたことが原因で「ぎっくり腰」や「椎間板ヘルニア」になってしまうこともあるようです。
場合によってはストレスが原因で「たいして重いものを持っていない」「ただくしゃみをしただけ」であるにもかかわらず、ぎっくり腰を引き起こしてしまうこともあるようなので侮れません。

ストレスが痛みを増幅させる?

ストレスは腰痛の原因になるだけでなく、もともとある腰痛の痛みを増幅させてしまうことがあります。
例えば、同じような椎間板ヘルニアでも表面化する痛みが強い人と弱い人がいます。
これには脳のメカニズムも関わっていて、痛みをコントロールするドーパミンが大量に分泌されていれば、本来感じるはずの痛みが抑えられている状態になります。

ストレスはこのドーパミンの分泌量を減らしてしまうことがあるようです。
この場合、怖いのは日常的にストレスを溜め込んでいるとドーパミンの分泌が少なくなり、感じる痛みが強くなってしまうこと。
強い痛みはさらなるストレスに繋がり、日がたつほどドーパミンの分泌量がどんどん減っていき、痛みがどんどん強くなるという悪循環に陥ってしまう可能性があります。

不安や恐怖が心理的なストレスに

マイナス思考にも似たところがありますが、不安や恐怖を感じる思考回路は軽視できない概念です。
例えば、今まで腰痛になったことがない人が突然痛みに襲われ、しばらく状態が改善しないと「悪化するのではないか、もう治らないのではないか」といった考えになってしまってもおかしくありません。
その結果、不安や恐怖が少しずつ大きくなり、必要以上に腰をかばうようになります。

もちろん、痛めている腰をケアするのは悪いことではありません。
しかし、気にし過ぎると腰痛が心理的なストレスに発展し、本当は症状が改善しているのにドーパミンの分泌が減少し、痛みをより強く感じてしまう。
その結果、症状が悪化していると勘違いしてしまい、さらに不安や恐怖が強くなり、ストレスを溜め込んでしまうということもあり得ます。

悪循環から抜け出すために必要なこと

腰痛が原因でストレスを抱え、負のスパイラルに陥ってしまっている場合、ちょっとしたことでも腰が痛んでしまうことがあります。
最悪の場合、ならなくても良いぎっくり腰や椎間板ヘルニアを引き起こしてしまい、さらなる腰痛に苦しむということにもなりかねません。

心当たりがある場合、まずは「腰痛の改善」ではなく「ストレスを溜め込んでいる」ということを自覚しましょう。
それだけでも心が軽くなり、腰痛の重症化を防げることがあります。

ストレス解消が腰痛を治す第一歩?

いかがでしたか?
腰痛は痛くて辛いものですが、必要以上に不安や恐怖を感じることはありません。
また、うまくストレスを発散させることがもしかすると腰痛の改善に繋がるかもしれないということが分かったのではないでしょうか。

あき星では身体と心にゆとりを持たせ、ストレスからも開放される「ゆとり整体」というオリジナルメソッドも提供しています。
ストレスをコントロールするのが苦手な方は、まずは心の問題から身体のトラブルを解消してみてはいかがでしょうか?